今日はついに屋久島まで向かう。
せっかく九州一周ツーリングをしているのだから、どうせなら屋久島は行ってみたいと思っていた。ルート上では種子島で止まっているように見えるが、今回乗ったフェリーは種子島の西之表港で一泊(船中泊)して翌朝に屋久島に向かう船だったので、本日は種子島ストップとなっている。
人生に一度は屋久島に行きたい、と誰しもが思ったことがあるだろう。それほど大きな島でもないためバイクなら2時間ぐらいで一周出来るらしいし、その後は適当な所でキャンプをして次の日かその次の日には鹿児島に帰って来よう。
現在地は宮崎県小林市にある叔父さんの家で、ここから荷物を預けてある白鳥温泉上湯に寄り、朝食を食べて優雅に温泉にでも入ってからのんびりえびの高原を越えて霧島ルートで鹿児島のフェリー乗り場に向かう。
鹿児島から屋久島に渡る手段はフェリー、高速船、飛行機と3種類あるのだが、マイカーやバイクに乗って行くのであればフェリーしかない。中でも屋久島行きは2つのルートがあり「フェリー屋久島2」に乗船して直行で屋久島に渡るか、「フェリーはいびすかす」に乗って種子島経由で屋久島入りするかだ。
Mokuji
フェリー屋久島2の運賃・時間・詳細など
フェリー屋久島2は鹿児島を朝に出て、昼に屋久島に到着する便になる。帰りは屋久島を昼に出て鹿児島に夕方着となる。
フェリー屋久島2運航時刻表
- 鹿児島発(南埠頭) 8:30 → 12:30 屋久島着(宮之浦港)
- 屋久島発(宮之浦港) 13:30 → 17:40 鹿児島着(南埠頭)
フェリー屋久島2の運賃
フェリー屋久島の詳しい運賃は公式サイトを参照して欲しいが、大人一人バイク一台(750cc以上)の場合は以下のようになる。
大人一人 往路5,000円 復路4,500円
バイク一台 往路3,700円 復路3,700円
なお、サイドカーが付いていたりするとこれよりも高額になるし、750cc未満や自転車などはもっと安い値段で運送可能だ。
その他の最新情報などは以下の公式サイトの「時刻表・運賃」ページで確認してほしい。
https://ferryyakusima2.com/timetable.html
平成31年4月9日から4月17日の期間は運休中
実は、平成最後の年である今年の4月9日から17日までフェリー屋久島2は定期検査によるドック入りをしており、今回の旅では屋久島2に乗ることは叶わなかった。そのため次に紹介するフェリーはいびすかすに乗り、種子島を経由して屋久島に渡ることになった。
フェリーはいびすかすの運賃・時間・詳細など
フェリーはいびすかすは屋久島2とは航路や時刻が異なり、鹿児島を夕方に出航して翌朝に屋久島に到着する。帰りは屋久島を朝に出て昼過ぎに鹿児島着となっている。フェリーはいびすかす運航時刻表
- 鹿児島発(谷山港) 18:00 → 21:40 種子島(西之表港)5:00 → 7:00 屋久島着(宮之浦港)
- 屋久島発(宮之浦港) 8:10 → 10:10 種子島(西之表港)11:10 → 14:40 鹿児島着(谷山港)
ちなみにフェリーはいびすかすで鹿児島から屋久島行きのチケットを購入したら、途中で寄港する種子島に降りることは出来ない。たとえば鹿児島を夕方に出てその日の夜に種子島に到着しても、そのままフェリーから出ることは禁止されており船内で一泊することとなる。出させてよ。
フェリーはいびすかすの運賃
フェリーはいびすかすの運賃詳細は同じく公式サイトを参照して欲しいが、大人一人バイク一台(750cc以上)の場合は以下のようになる。
鹿児島~屋久島
大人一人 片道3,800円
バイク一台 片道3,900円
ちなみに面白い話なのだが、フェリーはいびすかすは鹿児島から屋久島に行くよりも、途中下船になる種子島行きの方が車両輸送費が高くなっている。
鹿児島~種子島
大人一人 片道3,700円
バイク一台 片道6,700円
これは一体どういうことかとチケット売り場の人に聞いてみたら、屋久島は世界遺産があるため補助金が出ているから、と説明してくれた。世界遺産ってそういうお得なサービスがあったのか。そのお金はどこから充当されているのだろうか?
気になって調べたところ、世界遺産を管理しているユネスコは特にそういったお金を出しているわけでは無いらしい。となると、国が観光客を増やすために補助金を出しているのだろうか。だったら種子島にも出してやれよ。鉄砲伝来の地だぞ。小学生なら誰もが教科書に落書きするあのフランシスコ・ザビエルが上陸した土地じゃないか。
ちなみにその他の運賃や最新情報などは以下の公式サイトで確認していただきたい。
https://www.yakushimaferry.com/
早速、えびの高原を経由してフェリー乗り場に向かう
えびの高原は日本で初めて国立公園に指定された霧島屋久国立公園の北部に位置している自然豊かな観光スポットであり、複数の火口湖が美しい景色を織りなしているので、記念写真でも撮っておこうかと思っていた。
こんな感じの景色が広がっているのだが、なんと今は霧島山の噴火警戒により通行規制が行われており、火口湖を見に行くことは叶わなかった。残念。なんかこの旅って通行止めとか工事中とかドック入りとかそういうトラブルが多い気がする。
えびの高原の通行規制情報に関しては宮崎県のホームページで確認できるぞ
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kurashi/bosai/kazan.html
これから先の旅ではなるべくそういうトラブルに巻き込まれないように、ちょうど近くにあるらしい西の日光と呼ばれている霧島神宮に参拝することにしようか。ついでにこの旅の交通安全と、身体健康の祈願もして行くことにする。
宮崎県民や鹿児島県民なら霧島神宮は外せないツーリングスポット
霧島神宮から桜島を目指して南下
いやー、心が洗われましたわ。霧島神宮は鹿児島県で一番のパワースポットとも呼ばれているらしく、生命エネルギーの強化、病気に対する自己回復力の向上、肉体・精神の浄化、物質のマイナスエネルギーの除去・浄化、癒し・リラックス、潜在能力・霊性の開発が効用としてあるらしい。すごい。やばい。
そんな感じでゆっくりしてたらフェリーの乗船時間に遅れそうなので急ぎで鹿児島港に向かうぞ。
桜島とバイクを一番キレイに撮影できる餅屋さんで小腹を満たす
先ほどのバイクと桜島の写真は中川ぢゃんぼ屋という両棒餅屋さんの駐車場から撮影が可能だが、その際はちゃんと両棒餅を食べないと罰金1万円ぐらい払わないといけないらしい。お餅屋さんの目の前が駐車場だから、バイクを停めて撮影なんかしてたら一発でバレるぞ。
ちなみに先ほどから写真に写っている親子は両棒餅屋さんで知り合ったお母さんと子供。お父さんが出張のため空港まで車で送っていった帰りに中川家に寄ったらしい。お母さんは以前に東京で働いていたそうだ。中学の同級生と結婚することになって鹿児島に帰ってきた、と言いながら東京を懐かしがっていたが今はとても幸せそうだった。子供は貝を取るって張り切ってたけどお母さんは取れないよって言ってたぞ。
フェリー乗り場に向かい、いよいよ屋久島へ
フェリーにバイクを乗せて運ぶ場合、チケットの予約というのが出来ないらしい。はいびすかすの場合、先着10名までとなっているのでチケット販売が開始される時間になったら急いで購入しよう。満車になることは殆ど無いと言っていたけど念には念を入れて。
チケットを購入したら1時間ぐらい乗船まで余裕があるので、港の直ぐ近くにある道の駅のような場所で軽く食事を取って、ついでにコンビニでビールでも買って来よう。フェリーはいびすかすの船内にはソフトドリンクとカップラーメンの自動販売機しか無いため、お酒を飲まないと眠れないアルコホリックの場合は事前購入が必須となる。
ついに明朝には屋久島入りを果たす。
船内の写真とかも沢山撮ってたんだけど、ちょっとしたアクシデントがあり全部消えてしまった。そのため屋久島の写真はGoProで撮影した画像がメインとなる。許してくれ。失った写真を復活させるために丸一日費やしたけどどうにもならなかったんだよ。関連記事を置いておくからさ、俺だって辛いんだから機嫌なおしてくれよ。おやすみ。
九州一周キャンプツーリングに掛かった費用
本日のデータ
├ ガソリン代 1,278円
├ 両棒餅 500円
├ ざぼんラーメン餃子セット 1,000円
├ ビール、つまみ代 684円
├ フェリー代(バイク輸送含む) 7,700円
└ 小計 11,162円
合計金額
◆高速代 21,550円
◆ガソリン代 15,429円
◆宿泊費 30,668円
◆食費 25,434円
◆その他雑費 7,538円
◆フェリー代 7,700円
■合計 108,319円